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Z世代論だけで考えない、これからの新人育成の「定着と成長」を考える

■Z世代論だけで考えない、
これからの新人育成の「定着と成長」を考える

ここ数年、日本企業に新卒で入社する「Z世代」は、「デジタル・ネーティブ」「タイパ(タイムパフォーマンス/時間対効果)重視」「自分の成長につながる活動に積極的」などの特徴があると言われています。

企業ではこうした特徴を踏まえて育成・指導していく必要がありますが、一方で、新入社員や若手社員が「期待と現実」との違い(ギャップ)に悩んでいることが弊社の研修の意識調査でわかりました。
新入社員の入社1年目の悩みや壁を聞いたところ、「仕事に正解がなく、どうすればよいか分からないことが多かった」「想定以上にできない自分にショックを受け、自信をなくした」などの回答が上位の結果でした。

ユヴァスキュラ シュタイナー総合学校
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ユヴァスキュラシュタイナー総合学校

2016年9月 フィンランドの教育改革がスタート!

新しい国の教育課程の枠組みに基づいて授業の再編成を実施されます。首都ヘルシンキではすでに新教育課程を取り入れているクラスもあり、新教育課程は、1年間のうち少なくとも数週間は「実例に基づいた教育」が実施されます。

この「実例に基づいた教育」では、1つの科目ではなく、広範囲の異なる分野にまたがったテーマに焦点を当てて学ぶ教育体制です。
また、教師は歴史や経済を単一で教えるのではなく、例えばEUを授業で取り上げて、そこにEUにまつわる歴史や経済などを盛り込んで教えます。

教え方に関しては、学校や地域にある程度の自由裁量が与えられます。技術革新とグローバル化が進み、持続可能性の問題に直面する社会に対応する能力を生徒たちは身につけなければいけないというのがフィンランド教育省のミッションです。

「世界で一番と言われるフィンランドの教育制度をなぜ変える必要があるのか?」と聞かれることもありますが、教育を取り巻く環境も、社会が必要としている能力も急速に変化しています。
その変化にあわせて教育も変えていく必要があるといいます。
また、変化する世界についていくためには、特定の科目にだけ優れているだけでは不十分であり、生徒たちはあらゆる状況で自らのスキルや知識を活かせるようにならなければいけません。
例えば、数学や音楽に優れた才能を持っているのは素晴らしいことですが、それだけではもはや十分ではないのです。

新教育課程では、教室での生徒たちの座り方も変わります。
これまでは教師が前に立ち、生徒たちはその前に並べられた席に座って授業を受けていました。しかし、新教育課程では、生徒たちはいくつかのグループに分かれて授業を受けます。グループで座ることでコミュニケーション能力の向上を図る効果が期待できるわけです。新教育課程では「学ぶことの楽しさ」が重視されます。新教育課程の柱となっているのは、肯定的な感情を生み出す経験、共同作業、他人との交流、そして創作的な活動を向上させる学習です。

ユヴァスキュラシュタイナー総合学校
フィンランドの小学校1年生の授業
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Helsinki Christmas Market.jpg

フィンランド式人材育成研究所

What is "education" "human resource development" necessary for the future in the future? We are studying to solve this problem.

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